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ファーム運営のコンセプト


ブリーダーは、経済的な側面を見ると、儲からない仕事なのである。儲けようと思ったら、他のブリーダーから購入して転売した方が遥かに効率がよい。それにも拘わらず何故ブリーダーをするのか。その答えは、好きだから。それ以外に答えようがない。

当ファームがキジ類を譲渡するにあたり、最優先する事項をあげたい。それは、禽舎サイズ、飼料、譲渡金額である。中でもとりわけ禽舎サイズは最重要項目。これらは当然他の動物にも当てはまる。

まず、禽舎サイズ。日本人が考える禽舎のサイズは異常に小さいと言わざるを得ない。健康的に飼育・繁殖する必要最低限の広さというのは、経験上導き出されているわけで、それより極端に小さい禽舎しか準備できないのであれば、飼育を諦めるべきだと思うが如何だろうか。

次に、飼料。養鶏用飼料は、鶏を太らせて食用にしたり、早く卵を産むようにするための物。よって、観賞用のキジ類に使うのは不適切。

そして、譲渡金額。譲渡交渉が成立する限り、出来るだけ高くが理想。なぜなら、安く手に入れたものを大切にしないのは人間の性のつたなさ、だから。

ついでに「ブリーダー」とは何か、を説明したい。断っておくが、この質問に的確に答えられるブリーダーはそう多くない。キジ類のブリーダーとして世界的に名をはせたフランスのジャン・デラクール氏の言葉を借りて言うならば、以下のようなことになる。真のブリーダーとは如何なるものか、先駆者ブリーダーとしての経験からくる見識だけに非常に興味深い。
 
「真のブリーダーとは、動物を売ってお金儲けをするのが目的ではなく、飼育の楽しみを多くの人に分け与えようとする人。つまり、ブリーダーの興味が、売ることだけでなく、動物への深い愛情からブリーディングをしている人を指すのである」

前に一度、ある動物を購入したときのことだ。私は、その動物をアメリカからブリーダーに連れてきてもらった。当然、その動物の代金のみならず彼の航空運賃もこちらもちである。日本で購入すれば、それほどお金を支払わなくて済んだであろう(日本で売っているのを見たことはないのでわからないが・・・)が、それより飼育方法をブリーダーから直接手ほどきしてもらったことの意味するところが大きかった。飼育したことがない動物を飼う場合、どれだけその動物に関する情報を集められるかによって飼育環境に格段の差がでるからだ。

皆さんにはそこまでして欲しいとは言わないが、ペットショップよりブリーダーの方が絶対にその動物に関する情報を豊富に持っているはずだ。動物を飼うということは、生命に対して責任を持つということなのだから、その動物に関する情報はいくらあってもありすぎることはない。実際に繁殖している人から購入する価値はそこにある。

再びジャン・デラクール氏の言葉を借りて言うならば、「動物を探す時、値段が安いものの方が経済的だと考える人がいるかもしれないが、最初に飼う時の僅かな値段の差が、後になって何倍にもなって返ってくることがある」となる。豊富な経験と知識を持つブリーダーの仕事に見合うお金を払うことはやぶさかではないのだ。

結論。飼育したい動物が健康で快適な暮らしをする必要かつ十分な環境を整えられないのであれば、当該動物を飼うべきではない。すなわち、必要な投資をしない人は動物を飼う資格はない。


人は何故に自分の住む家やおいしい食べ物にはお金を使うくせに飼育している動物にお金を使いたがらないのか・・・。


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